理念・教育方針

この社会がどのように情報化されようとも,モノ作りの重要性は変わることなく,その作り方が変わってくるだけです.私たちの周りの様々な機械も,技術の進歩とともに益々複雑で高度なものとなり,機械単体ではなく,システムとして捉える必要が出てきました.この先端的機械システムにおいては,構成要素の材料物性,熱伝導,流体挙動などの基礎および最新知識が重要になります.また,理論と感性と人間の創造性にもとづき,機械システム全体をどのように設計し,生産し,制御するかが,大切な課題となります.機械システム学コースでは,情報化社会でのシステム的モノ作りに必要な普遍的な基礎学問,および最新のシステム学の教育と研究により,21世紀に活躍できる技術者と研究者の育成を目指しています.