コース紹介

コースの概略

 コースの概要03

物理工学科では、物理工学に関連した広い分野にわたる基礎科目が用意されており、一般教育、基礎工学教育、専門教育が4年一貫教育体制のもとで実施されます。

第1・2学年では、数学、物理学および化学の知識に基づき、固体、流体に関する各種の力学や物性学、電磁気学、熱力学の初歩を共通基礎科目として学びます.

第2・3・4学年では,2回生前期からコースに分かれ、将来の専門分野に応じた教育を受けます。

機械システム学コース、材料科学コース、エネルギー理工学コースのエネルギー応用工学コースと原子核工学コース、宇宙基礎工学コースに分属された後は、将来の専門分野に応じた教育を受けます。機械システム学コースでは、材料、熱、流体の力学や物性、その基礎となる量子物理、ならびに機械システムの解析と設計・生産・制御について、材料科学コースでは、物質のミクロ・ナノ構造制御と環境調和型プロセシング、電子、磁気、力学物性と機能、量子論と熱力学に立脚した材料設計やナノテクノロジーについて、エネルギー応用工学コースでは、種々のエネルギーの変換利用技術、材料の物性・創製・リサイクルなどについて、原子核工学コースでは、ミクロな世界の物理学をもとに核エネルギー・量子ビームなどについて、また、宇宙基礎工学コースでは、航空宇宙工学に関連する基礎的学問分野について、それぞれ系統的な教育課程が用意されており、物理工学が関連する工学のあらゆる分野で指導的な技術者・研究者として活躍できる人材を育成することを目指しています。

物理工学科を構成するコースとその目標

機械システム学コース(105名)

ミクロな材料から巨大なシステムまでを対象とし、数学、力学などの基本的な知識に加え、材料、物性、設計製造などの機械工学に関する基礎的な知識をもった創造的な研究者・技術者を育成する。

宇宙基礎工学コース(20名)

極限的工学問題の処理や革新的技術開発の要求に応えるために、十分な基礎学力とそれに基づく豊かな開発能力を備えた研究者、技術者を育成する。

材料科学コース(55名)

金属から半導体、セラミックスに至る基幹的材料に関する広範な基礎知識をもってこれらの材料に関わる先導的研究を担い、社会に貢献し得る人材を育成する。

原子核工学コース(20名)

量子科学とその工学的応用の視点から、物理学や数学を基礎として、新しいエネルギー源の開発や高度な機能を持つ物質の創生などに貢献できる、高い知的および創造能力を有する研究者・技術者を育成する。

エネルギー応用工学コース(35名)

エネルギーの生成、変換、輸送、貯蔵、利用に関わる科学技術の基礎を修得させ、環境に調和したエネルギーシステムを追及するための実力を涵養し、21 世紀のエネルギー・環境問題の解決に貢献する人材を育成する。

コースへのリンク

専攻へのリンク

物理工学科の教育と連携している大学院工学研究科の専攻です.また,他研究科の一部とも連携しています.卒業研究や大学院での研究内容は,各専攻のホームページも参照ください.