【プレスリリース】乾晴行教授の研究成果がNature誌に掲載されました.
高温耐酸化性に優れ室温変形能に富む新規高強度 Cr-Mo 合金の開発に成功
材料工学専攻の乾 晴行 教授とドイツ共和国のカルスルーエ工業大学のM. Heilmaier教授およびドイツ共和国のDECHEMA研究所のM. Galetz教授のグループは,これまでの研究成果から,高温での耐酸化・窒化性を同時に改善できる可能性が高いCr-Mo合金に着目し,その合金組成Cr/Mo比とSi添加の効果を実験から検証し,新規な高強度高延性合金の開発に成功するとともに,新たな合金設計指針の確立に成功しました.
以上の結果は,戦略的な合金設計が優れた酸化被膜構造の形成を可能とし耐火金属合金の特性制御に大きな威力を発揮することを示しています.また,この戦略的な合金設計により強化に直結する合金の組織制御も可能であることが示されており,本知見を生かした元素戦略に基づく合金設計により,次世代の高温構造材料としての新規な耐火金属合金の開発が期待されます.【京都大学HP掲載】
本成果は,2025年10月8日に国際学術誌「Nature」にオンライン掲載されました.
【タイトル】A ductile chromium-molybdenum alloy resistant to high temperature oxidation
【掲載誌】Nature
【DOI】10.1038/s41586-025-09516-8
